なぜ?コラム

なぜ?日本人はモーレツ社員なのか

こんにちは✨
お読みいただき、ありがとうございます✨

みなさま「モーレツ社員」という言葉をご存知でしょうか?

日本の高度成長期の礎を築き、日本の未来に人生を賭けた重鎮たちの世代のため、もしかしたら聞き慣れない方も多いかもしれませんね♡

近年、働き方改革などもあり、仕事とライフワークについて考える人が多くなりました。

日本を支えてきたモーレツ社員の背中を見て育った子供たちは、親と同じように人生を仕事に尽くすのか…と思いきや、「親のようには生きたくない」という考え方が多いようです。

もうモーレツ社員という言葉は、化石かもしれませんが、実はまだまだたくさん潜んでいるのです…。

ちなみに、KUMAKOはちょうど中間のアラフォー世代ですが、確かにモーレツ社員は嫌でございます♡(若者思考♡)

モーレツ社員とは

「非常に熱心で仕事に対する情熱が強い社員」

日本の高度経済成長期に大活躍したモーレツ社員さんは、長時間労働や休日出勤をいとわず、会社のために身を粉にして働いてきた姿を表した言葉です。

今の日本があるのは、高度成長期に家庭を顧みずにがむしゃらに働くサラリーマンたちが大活躍してくれたおかげで、世界に通ずる強い日本があります♡(ありがとうございます♡)

当時は長時間労働や休日返上で働くことが美徳とされる時代だったため、ご家族はさぞ大変だったでしょう…と思ってしまいますが。

モーレツ社員の語源とは

1968年(昭和43年)頃~昭和50年代にかけて、丸善石油(現在のコスモ石油)のCMの「モーレツ」にちなんで「猛烈社員」「モーレツ社員」「企業戦士」などと呼ばれたそうです♡

その後、1989年「24時間戦えますか」の言葉は、バブル経済期の新語・流行語大賞にランクイン♡(今思うと、あまり嬉しくございませんわね♡)

海外からみるモーレツ社員とは

「エコノミック・アニマル」
経済上の利潤追求を第一義として活動する人間を侮蔑的に表す言葉です。

マッカーサーも「日本人は12歳の子供である」「エコノミック・アニマル」「ウサギ小屋」といったネガティ?言葉を残しています。

当時の日本人は自らの身も家庭や家族をも顧みず会社や上司の命令のままに働く姿を戦場での兵隊にもみえたことでしょうね…。

今も残るモーレツ社員

もう死語?化石??と思いきや、まだまだ成長中?のモーレツ社員はおります!

軍隊のように、毎朝大声で社訓を叫ばせる…
必死アピールのためにモーレツに走り回る…
(なのに痩せていない♡)

サービス残業は当たり前で定時には帰れない…
上司のいうことは絶対服従…

24時間365日会社のために尽くす…
飲みにケーションに新入社員の退職が相次ぐ…

有給休暇も取得しづらく、調査が入る…
会社に尽くし過ぎて離職率も離婚率も高確率…

驚くほどの従順で指示待ちの忖度社員さん…
お給料はいいが、時給換算すると割が悪い…

そんなモーレツ社風の社長さんは、やっぱりモーレツ社員世代であり、お殿様なのでございます笑

働き方改革といいつつも、中小企業や田舎企業には、まだまだモーレツ社員の風潮は根が深く残っているのでございますわよ♡

人間は慣れる生きもの

KUMAKOは、モーレツ社員さんに聞いてみた!
「どうしてそこまで会社に尽くすのですか?」

「家族や生活のため」「お金のため(独身者)」という回答がやっぱり多かったのですが、続いて「自分の居場所が欲しいから」「必要とされてるから」という回答だったのです。

その社員さんたちは「人間は慣れる生き物のため、その環境に2年以上いると当たり前になる」と話してくれました…。(なんだか余計に心配…)

そのお気持ちはわかりますが、絶対服従のモーレツ社員では疲れるのでは?と心配になります…。

人生のバランスとは

「ライフ・ワーク・バランス」は、もう古いのでしょうか笑

最近では「ワーク・ライフ・インテグレーション」「ワーク・イン・ライフ」という言葉も誕生しており、価値観のアップデートが必要なようです♡(横文字についていけず笑)

ライフ・ワーク・バランス

日本では2007年に内閣府が定めた「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」によると

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

と定められており、「仕事がうまくいくことで生活でも心のゆとりを持つことができる」「私生活が充実することで仕事のパフォーマンスも向上する」

など、女性支援だけでなく、本来は老若男女問わず働くすべての人が対象だそうです♡

ワーク・ライフ・インテグレーション

ワーク(仕事)とライフ(生活)を対立するものと考え、短い期間で時間的バランスをとるために調整することではなく、それぞれを人生の一部として統合(integration)して捉える概念♡

若い時期にプライベートを充実させることが経験となり、その経験が仕事面などに生かされ、その後の人生にも良い影響を与えるといった「人生のより良い過ごし方」という考え方です♡

ワーク・イン・ライフ

ライフ(人生)のなかにワーク(仕事)があると考え、人生を第一においています。

「自分らしい生き方の中に、自分らしい働き方がある」という考え方です♡

自分らしい生き方

人生の自分らしい生き方には、さまざまな考え方があり、女性の社会進出や独身貴族、子供をもたない夫婦などの生き方もありますね♡

どの定義や考え方にしても「自分」を大事にしていることが、とても嬉しいところです♡

男性はモーレツ社員時間、女性は家庭の切り盛りと子供の教育時間…と尽くした時間は、時代と共に大きく変わったと痛感します♡

変化にはメリットもデメリットもあるため、それにともなうリスクも考えなくてなりませんが、まずは自分らしい生き方を見つけることが大事ですね♡

自分の中で、なにが一番大事なものなのかを見つけられたら、自分らしい生き方が見えてくるはずですわよ♡

KUMAKOは、家族が一番♡
そして、自立と社会貢献♡

自分の中で
「一番大事なもの」を
みつけてみよう

自分らしい生き方は
自分が一番知っている

最後まで、ありがとうございます♡
素敵なご縁に感謝感謝です♡
ハッピーな一日でありますように♡

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