みなさま、こんにちは✨
お読みいただき、ありがとうございます✨
毎日のスケジュールには
便利ツールのカレンダーが、
必需品ですよね📅
カレンダーを日本語でいうと
暦(こよみ)です✨
「日読み(かよみ)」から生まれた言葉で、
「何日目は〇〇の日」と知るためのものでした。
季節の巡りや農耕作業の時期など、
日々のことを宇宙の原理原則にあてはめて
的確に知っている人が貴いとされたのです。
占術の九星気学でも
生年月日はとても重要であり、
自分の持つ運命星は人生の指針です✨
日本の暦について、ご紹介します♪
中国から伝来した暦
日本の歴史と遡ると、
暦は中国から伝来したとされています。
大和朝廷は、百済(くだら)から
暦を作成する暦法・天文地理を学ぶため、
日本に僧を招いたそうです。
日本で最初の暦が作成されたのは、
飛鳥時代の推古12(604)年頃です。
最古の文献である日本書紀(553年6月)には、
欽明天皇(きんめいてんのう)が百済に
2つ依頼したと書かれています。
① 医博士・易博士・暦博士を順番に派遣してほしい |
② ト書・暦書・種々の薬物も送ってほしい |
この依頼に百済が応じ、
翌554年2月に暦博士の
固徳王保孫(ことくおうほそん)が、
日本に暦法をもたらしたとされています。
推古10(602年)10月には、
百済の僧である観勒(かんろく)が来日し、
師として学ばせるために、
34人の優秀な書生を選び、
・天文地理書
・暦本
・遁甲方術(とんこうほうじゅつ)
の書物を献上したそうです。
その後、暦は朝廷が制定し、
大化の改新(645年)に定めた律令制では、
中務省(なかつかさしょう)に属する
陰陽寮(おんみょうりょう)に
任せられたとされています。
陰陽寮とは、
・暦の作成
・天文
・占い
などを司る役所であり、
暦と占いは異なる性質として、
平安時代に暦は賀茂氏、
天文は陰陽師の
安倍清明(あべのせいめい)を
祖先とする安倍氏が受け継いだそうです。
この暦が、
日本最古の暦といわれる
元嘉暦(げんかれき)を、
持統天皇(じとうてんのう)時代に
採用されたといわれています。
日本独自の暦
渋川春海(しぶかわはるみ)が、
独自思想に基き神武天皇側位紀元まで遡り、
日本長暦を編纂したのが始まりです。
古代から江戸時代初期までは、
各時代に輸入した中国暦を
使用していたのですが、
宣明歴以降は輸入が途絶え、
江戸期には西洋暦を取り入れた
日本独自の暦を作成し始めたそうです。
明治改暦の1873年(明治6年)から
太陽暦(グレゴリオ暦)に切り替え、
以後は太陽暦が公式として使用しています。
暦の歴史
元嘉暦(げんかれき) |
---|
6世紀頃、朝鮮半島の百済から伝えられた 宋の時代の中国暦 |
儀鳳暦(ぎほうれき) |
中国暦690年から元嘉暦と併用され、 697年からは単独使用 |
大衍暦(たいえんれき・だいえんれき) |
中国暦764年から861年まで使用 |
五紀暦(ごきれき) |
中国暦781年に日本で紹介されたが未使用 |
宣明暦(せんみょうれき) |
中国暦862年から1685年まで使用 |
貞享暦(じょうきょうれき) |
1685年から1755年まで使用 (日本人初の編纂された暦) |
宝暦暦(ほうりゃくれき・ほうれきれき) |
1755年から1798年まで使用 |
寛政暦(かんせいれき) |
1798年から1844年まで使用 |
天保暦(てんぽうれき) |
1844年から1872年まで使用 |
参考資料:Wikipedia
太陰太陽暦
紀元前に行われた暦の多くは、
月の満ち欠けの周期から成り立つ
太陰暦(太陰とは空にある月のこと)です。
天体の月が地球をまわる周期は
約29.5日であり、
地球が太陽の周りをまわる周期は
約365.25日となります。
1年を月12回繰り返す
太陰暦は約354日であり、
太陽暦に比べて約11日短く、
3年ごとに約1ヶ月ズレるとされています。
暦と季節が大きくズレるため、
太陽の運行を参考に閏月(うるうづき)を追加し、
1年を13か月として
正す方法が用いられたそうです。
(30日の月を大の月、
29日の月を小の月として調整)
暦の制定には長い歴史があり、
江戸時代には幕府が取り仕切る
ようになったそうです。
その後、明治時代に
太陽暦に改暦されるまで、
太陰太陽暦を使用していたとされます。
参考資料:Wikipedia
近世の改暦
江戸時代になると
天文学の知識が高まり、
・日蝕
・月蝕
が暦と天の動きが
異なることに気づき、
大きな問題になったそうです。
平安時代から
約800年以上使用した宣明暦を、
幕府が改暦することに
なったといわれています。
1685年(貞享2年)
渋川春海による
日本人初の暦法が完成し、
貞享の改暦といわれたそうです。
その後、江戸時代では
西洋天文学を取り入れ、
計4回の改暦が
行われたとされています。
参考資料:国立国会図書館
暦がなかった時代、
四季を意識することなく、
陽が落ちたら寝る、
陽が昇ったら起きる…
という日々を送りながら、
春には種を蒔き、
秋には収穫していたそうです。
現代の暦にたどり着くまでは、
長い歴史の中で改暦を繰り返し、
なくてはならない便利ツールとして、
私たちの生活に根付いています♪
私たちの九星気学と姓名鑑定でも、
暦(生年月日)を基に運命星を
導き出すため、とても重要なのです✨
暦には、六曜(ろくよう)というものがあり、
時間の吉凶を占う大事な意味があります✨
次回もお読みいただける嬉しいです♪
いつもハッピー&ラッキーでありますように🍀